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    Serial連載

    川手 寛康連載インタビュー Portrait

    Vol.6  Album Reborn-Art Festival 2017(3/3)

    宮城県の石巻・牡鹿半島で行われる、アート、音楽、食のイベント「Reborn-Art Festival」。レストランReborn-Art DININGでは、日本各地のシェフが、石巻を中心とした地元の食材で料理します。
    フロリレージュ川手シェフは前回2017年も参加。当日の様子をお届けします。

    • 1回転目が終わり、少しゆとりがうまれたキッチン。2回転目の準備です。

    手の空いたタイミングで、若い料理人さんが川手シェフに声をかけました。川手シェフの、肉の火入れの本を持って来ていました。

    • シェフにサインをもらい、記念撮影。

    • 2回転目、完全に流れをつかんだシェフたち。料理は順調に出ていきました。

    • 川手シェフたちが料理を作るのはこの1日だけ。デザートが出たら、帰り支度です。

    • お皿を数えて、割れないように丁寧に包んで、東京のお店に送ります。

    • 片づけが終わり、夕暮れ。昼間よりも波音が大きく聞こえました。

    • スタッフのみなさんにあいさつして帰ります。あっという間の1日でした。

    Fin.

     

    取材後記

    深夜の高速バスで石巻に向かい、川手シェフたちがキッチンに入ったのは8時前。お客さんが11時には入り始める、とてもタイトなスケジュールでした。それでも時間通りにすべての料理が仕上がったのは、集まったシェフたちの力はもちろん、的確な段取りと作業の振り分け、全員の集中力で、スタッフがひとつのチームになったからでした。

    料理は今回、当然ながら東北の食材を使ったものでした。とくに沿岸の特産ホヤは、地元ではとても身近な食材です。川手シェフは最初、調理法を決めかねていたようでしたが、ロレオール田野畑の伊藤シェフと話しながら料理ができあがっていきました。

    伊藤シェフは、キッチンではあまり口数は多くありませんでした。一言二言つぶやき、手を動かし、川手シェフもまた、それを見逃さないようにしている様子が印象的でした。ちなみに編集部員は、この日地元の居酒屋さんで初めてホヤの刺身をいただきました。かんだ食感は桃に似て、海の塩気とほんのりとした甘みがあり、東北に来たらまた食べたいと思うおいしさでした。

    石巻・牡鹿半島を舞台に、アート、音楽、食を通じて新しい出会いを提案する「Reborn-Art Festival」。川手シェフは一昨年のフェス終了後、「まだ試行錯誤の部分が多い」と話しました。ひとつの目標に向かい、専門分野の異なる人たちが連携をとることで、どのようなちからが生まれるのでしょうか。今年も参加予定の川手シェフ。2年たち、何を考え感じるか、またお話を伺いたいと思います。

    • ひと段落したところで、楽しそうなおふたり。
    • 途中、猟師さんの来客もありました。
    • 帰り際、オブジェにはしゃぐ川手シェフと、冷静な田原さん。